オール浄水の選び方はあってる?
オール浄水の選び方はあってる?

オール浄水の選び方

初心者のオール浄水入門ガイド

快適なオール浄水生活を過ごすために知っておきたい、オール浄水の選び方④【本体・カートリッジ編】

オール浄水入門ガイド おーた

オール浄水の選び方-セントラル浄水器 購入派vsレンタル派-はご覧いただきましたか?

オール浄水の選び方も、そろそろ後半戦です。
性能、サービス、そして購入とレンタルの違いがわかってきたところで、次に確認したいポイントは、セントラル浄水器本体とカートリッジについてです。

オール浄水というコンセプト自体は、どのメーカーが出しているセントラル浄水器でも同じ。家一軒まるごと浄水が使えるようにしてくれます。

でも、使い始めてからのことを考えると、より具体的な視点で比較検討された方がいいですよね、ということで、長期使用する上で忘れてはいけない重要なポイント、本体・カートリッジ編、いってみましょう!

ぜひ、オール浄水選びの参考にしてみてください。

▼ 目次

素材選びは慎重に!

どっちが好み

パンは原料ひとつで、味も、香りも、焼き上がりも、すべて変わってきますよね。
デザインはともかく、原料はパン職人がこだわる一番のポイントなのではないでしょうか?

セントラル浄水器だって、同じです。

浄水器本体の素材や、カートリッジに使われる素材で、耐久性も浄水性能も変わります。

セントラル浄水器の形はそれぞれ違うので、形の違いは一目瞭然ですが、耐久性は見た目ではわかりません。作られている素材で、耐久性は変わります。

さらに、浄水性能に関しては、カートリッジが要。
カートリッジがどんな素材で作られているのか、ろ過材に何が使われているかによって浄水性能は変わってきます。

あなたが今までに調べてきたセントラル浄水器は、ステンレス素材で出来ていましたか?それとも、プラスチック素材で出来ていましたか?

オール浄水で使われるセントラル浄水器は、ステンレス素材かプラスチック素材で作られている製品がほとんどです。

では、それぞれの特徴は?

ステンレスの場合

ステンレス製とプラシチック製のどちらも流通していますが、実はほとんどのメーカーが採用しているのが、SUS304というステンレス鋼のセントラル浄水器。

ステンレス素材を採用する一番の理由は、耐久性を考えてのことだと思います。
そもそも、stainlessとは「さびない」と言う意味なんです。(厳密には「さびにくい」という意味も含まれているようです)

つまり、セントラル浄水器がさびない(さびにくい)ということ!

使われる環境や使い方によっては、ステンレスでも腐食することがありますが、構造上の工夫や、適切な手入れなどによって、長期間でも機能を失くことなく使用することができるのです。

さらにステンレスは水に強く、耐食性、耐熱性、加工性、強度に優れた特徴を備えています。環境に対する関心が高まるなか、100%リサイクル可能な素材として高く評価されているのです。※ステンレス協会参照

セントラル浄水器のように、屋外での長期間利用を考えた際には、耐久性を重んじるのはもっともなこと。

セントラル浄水器には、水を通します。水があれば錆びる要因になります。そして、本体がさびれば、針でつついたような小穴が多数生じる原因になります。これをピンホールと言いますが、小穴が一つでもできれば、水漏れの原因になりますし、修理で直すことも困難です。

屋外という環境に設置する以上、ステンレス素材を選択するのは賢明な選択です。

デメリットは、何と言ってもプラスチックより高価!
原料が高価になれば、売り値も高くなるのは必然です。

装置が大きくなればなるほど、厚みが増せばますほど、重くなればなるほど、ステンレス素材をたくさん利用するので、セントラル浄水器は丈夫になり高価な製品になるのでしょう。

ステンレスの厚みは、見た目ではわかりませんので、仕様に記載されている重さで判断してみてくださいね。

プラスチック素材の場合

セントラル浄水器にも、プラスチック製の製品があります。

プラスチック素材を採用する一番の理由は、安くて簡単に量産できるということでしょうか。

つまり、セントラル浄水器が、私たち消費者のもとへ安く流通してくれるということ。プラスチックは、軽量で値段が安くできるというメリットがあります。

遠足で使った水筒を思い出してみてください。

小学校の低学年のころは、軽くて、キャラクターが書いてあるプラスチック製の水筒を使っていませんでしたか?小さな子どもには、軽さを求めますし、ブンブン振り回して壊れても経済的負担が少ない安価な水筒が重宝しました。

逆に、大人になると、保温性に優れ、痛みづらく長期利用ができるステンレスボトルを、値段はプラスチック製のものよりも高いですが、選ばれる方が多いのではないでしょうか。僕も会社へステンレスボトル持参していますw

セントラル浄水器は水筒とは違い、軽さは重要視されませんが、安く手に入れられるのは嬉しい限りです。

デメリットは、ステンレスより耐久性が劣るということ。
長期間、雨に、風邪に、太陽にさらされ、劣化スピードも早まります。

ステンレス素材がいいか、プラスチック素材がいいか、それぞれの特徴を考えて製品を選んでみましょう。

水道水と浄水に切り替えるためのバルブは付いていますか?

その浄水器、切り替えできる?

家一軒まるごと浄水になるのは、とっても嬉しいこと。

だけど、万が一のことを考えて、家の中でも浄水だけじゃなく水道水を使える環境は整備しておきたいもの。水道水が使える環境が整備されていないと、浄水器が壊れて浄水が使えなくなったら、家の中で水が出なくなってしまいます。

家の中で一切水が使えないのは、とても困ります。
食事も作れないし、風呂も、トイレも使えなくなってしまいます。

そのために、セントラル浄水器には、

「水道水と浄水に切り替えるためのバイパスバルブ」

が用意されています。ご自身でも操作可能です。

このバイパスバルブは、本体に組み込まれている内臓タイプと、配管をう回路させて作る外付けタイプがあります。どちらのタイプでも、水道水と浄水を切り替えることができます。

中には、このバイパスバルブがない製品があります。
バルブが付いているか、付いていないか、確認をして製品を選びましょう。

カートリッジの形態の違い

カートリッジはどの形にする?

さて、次はカートリッジの形態の違いですね。

セントラル浄水器のカートリッジは、主に2つのタイプがあります。
不織布などで筒状に包まれたタイプか、活性炭などを浄水器本体に直接充填するタイプ。

筒状タイプのカートリッジは、繊維状活性炭や成型活性炭、粒状活性炭など不織布やプラスチックなどで成型されており、その内部を通過することで、水道水に含まれる残留塩素を除去します。

特徴としては、成型されているので、カートリッジ交換がしやすいこと。
専門工具が必要な場合もありますが、自分でもカートリッジ交換ができます。

基本的に交換後のカートリッジは、地域によりゴミの分別方法は異なりますが、不燃ごみ扱いで廃棄します。 収集者に分かるよう、「浄水器のフィルター」と書いたメモを付けるなどの工夫が必要な場合もあるようです。

浄水器本体に直接充填するタイプは、粒状活性炭が大量にそのまま充填され、自然界のろ過システムの原理で、水道水に含まれる残留塩素を除去します。

特徴としては、筒状タイプのように成型する必要がないため、使用できる活性炭の量が、断然に多いということ。ろ過材の量の差は、浄水力にも違いが出ます。ろ過してくれる活性炭が多いのですから、その差にも納得です。

ただ一つ、デメリットがあります。
成型されていないため、ご自身での交換作業は難しく、専門知識を持った水道のプロじゃないと行えません。直接充填するタイプを選ぶ場合には、交換作業をしてもらえるか、必ず確認しましょう。

直接充填するタイプの活性炭は、天然素材以外(プラスチックなど)は使われていないので、使用後に土に戻すことも可能。家庭菜園やお花のプランターなどに土壌改良剤として再利用することができます。必要ない場合は、交換作業してくれた水道業者が処分してくれるようです。

オール浄水の5つの選び方
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